オゾン豆知識

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オゾン濃度制御方法

調節計をオゾンモニタと発生器に繋ぐことで、濃度をコントロールすることが可能です。また、モニタの測定場所を変えれば多様なコントロールが可能になります。水処理を例とすると次のような制御が行われています。

 

1.排オゾン濃度一定制御 

処理水槽から出てくる未反応オゾンの濃度を一定にするように制御する方法です。水質に左右されませんが、測定ポイントがフローの後ろに来るため応答が遅くなりがちです。

 

2.溶存オゾン濃度一定制御

溶存オゾン濃度を一定にするように制御します。オゾンとの反応を直接把握しながらオゾンを注入できるため、省エネ運転に繋がります。

 

3.注入率一定制御 

水量が変化してもオゾンの注入率(濃度)が一定になるように、処理量に応じて発生量を変化させる方法です。オゾン濃度だけではなく、流量もコントロールする必要があります。

 

下水では排オゾン、浄水では溶存オゾン制御と処理する対象や目的によって、制御方法は変わります。

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