オゾン豆知識

オゾンにまつわるエピソードや雑学ネタまで

水滴の予防について

オゾンガスの測定において水滴は、測定の障害だけでなくトラブルの原因となります。
紫外線の透過量を見るオゾンモニタの場合は、水滴が測定部(試料セル内)で紫外線を反射させてしまうため、紫外線透過量が減り、指示値が高くなり、安定しなくなります。
更に試料セル内部が汚れてしまうため、分解して試料セルを洗浄する必要があります。

ゼロガス生成器を内蔵している機種の場合、生成器内に水が浸入すると、オゾンを除外できなくなります。
その場合、ゼロガス中にオゾンが含まれてしまうため、ゼロ点が浮き指示値が低くなり、最悪の場合はゼロになります。

このようなトラブルを予防する為にも、高温高湿の試料ガスを測る場合は水滴がモニタに入らないように、除湿器やウォータートラップをモニタの前に設置することを推奨致します。
万が一水滴がモニタに入った場合は、応急処置として乾燥エアーを流し、乾かすことが有効です。
それでも測定に支障が出る場合は、メンテナンスを行って下さい。

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