オゾンの測定方法として、主に紫外線吸収法が使われております。今回、紫外線吸収法についてご紹介致します。
オゾンは200~300nmの紫外線を強く吸収します。これを利用して吸収のピーク波長に近い254nmの吸光度を測定し濃度を算出します。この方法での濃度計では、一般に紫外光源となる水銀ランプ、石英窓を持つ通過型の吸収セル、紫外線検出器、オゾンを除去する機能を備えたゼロガス生成器、電磁弁などで構成され、測定セルにサンプルガスとオゾンを含まないガスを交互に導入し、オゾン濃度を算出します。
原理的には気相、液相の両者での適用が可能です。