オゾン豆知識

オゾンにまつわるエピソードや雑学ネタまで

オゾン分解器について

オゾンを利用する際に、注意すべき点はいろいろありますが、安全に直結する利用後の余剰オゾンの処理は忘れてはならない項目です。

通常オゾンを利用する場合、気相での利用と液相での利用が考えられます。
それぞれに適した処理方法があります。

■ 気相オゾンの処理方法
1.高濃度オゾンガスの場合
高い酸化力を求めてオゾンガスを利用した場合、余剰に排出されるオゾンガスも相対的に高い濃度となっているものと考えられます。
このような高濃度オゾンガスの処理には、金属触媒を用いたオゾン分解器が適しています。
NO015A/B

2.比較的低濃度のオゾンガスの場合
数百ppm以下のオゾンガスの場合には、活性炭を利用した分解器が適しています。
但し、処理されるガス量によって、オゾンが分解されるときに発する熱に注意が必要です。

■ 液相オゾンの処理方法
1.大量のオゾン水の場合
処理すべきオゾン水量が大きい場合には、曝気して気化させてから処理する方法が適しています。
EOWD

2.比較的少量のオゾン水の場合
水中では金属触媒でのオゾン分解効率が非常に悪くなってしまうため、使用することができません。液相オゾンの分解には、紫外線(波長254nm)や活性炭を使った分解器を使用します。

オゾンは自然に分解して行きますが、短時間で処理を行うためには分解器が必要となります。分解効率を左右する、処理量、温度、濃度など各要素があるため、安全・確実にオゾンを処理するためには、是非弊社へご相談ください。

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