ご存じの通り、オゾンは不安定な物質です。そのため、標準ガスが存在しません。オゾンを水に溶かしたオゾン水も同様です。では、標準(基準)がない物質の測定器はどのように校正されるのでしょうか。
答えは手分析です。
一般的にはヨウ素滴定法(オゾンがヨウ素を脱色する反応を利用)が使われています。ただ、分析は人が行うため、どうしても誤差が生じます。荏原実業ではこれらの問題を解決するため、機器(基準器)による校正を行っています。これにより、販売するオゾンモニタは正確な値で校正されます。基準器は、有資格者がオゾンの手分析を行った値に基づき、定期的に校正されています。
これからオゾンモニタを購入されるのであれば、この点を検討材料として比較されてはいかがでしょうか。せっかく購入しても、正確な測定ができないのであれば、無駄になってしまいます。