放電式オゾン発生器の場合、原料は周囲空気、乾燥空気、
酸素があります。それぞれの特徴を紹介します。
1.周辺空気
原料に費用が掛かりませんが、窒素や水分が
多く含まれているのでNOxの発生量も増えます。
また酸素原料と比べて発生するオゾンの濃度が低いため、
同量のオゾンを発生するには時間が掛かります。
2.乾燥空気
酸素量は周辺空気と同じなので、
オゾン発生量は周辺空気と大きく変わりません。
ですが水分を取り除いている分、
NOxの発生量は抑えられます。
3.酸素原料
原料に費用が掛かりますが、水分も無く
酸素濃度が高いので、発生効率が上がり、
高濃度のオゾンを生成する事ができます。
また使用する酸素濃度は、超高濃度よりも99%程度の
濃度の方が効率よくオゾンを発生することができます。
オゾンを利用する場合は発生器の仕様選定だけでなく、
目的・用途に合った原料ガスを選定することも重要です。