オゾン濃度測定のお話です。
暖機運転とは水銀ランプの紫外線光量を安定させることが
主な目的です。紫外線吸収式の測定器は、
水銀ランプから発生する紫外線の吸収量でオゾン濃度を
測定するので、光量が安定していないと正確な測定ができません。
電源投入直後は発光量が安定せず、
安定後も温度変化があると発光量が変化してしまいます。
そのため暖機運転中に測定条件と同じ環境を
作ってしまいましょう。
暖機運転中にオゾンが含まれていない測定対象の(ガス・水)を流して、
暖気終了後にランプ周辺の温度が変化しないようにします。
特に水の場合は熱交換率が高いので注意が必要です。
また、ガスの場合はゼロガス生成器にもゼロガスを通し、
慣らしましょう。水分などの干渉成分の影響を防ぐことができます。