今回は主な発生方法と特徴を紹介します。
(1)紫外線
185nm付近の紫外線を酸素にあてると、
酸素(O2)は分解し酸素原子2つになります。
それが別の酸素分子に結合することでオゾン(O3)を生み出します。
(2)放電
放電中に酸素が通過すると、酸素は分解し酸素原子2つになります。
それが別の酸素分子に結合することでオゾンを生み出します。
(3)電気分解
電極を挟んで水の電気分解を行った際に、陽極側に高濃度のオゾンが発生します。
この際20%と非常に高濃度のオゾンを生成することが可能です。
方式 | 紫外線 | 放電 | 電気分解 |
原料 | 周辺空気 | 周辺空気・酸素 | イオン交換水(純水) |
発生効率(/kg) | 550kWh | 20kWh・10kWh | 60kWh |
発生量 (/h) | 数μg~1g | ~30kg・~60kg | 0.1~1kg |
放電方式は発生効率や発生量が他方式よりも優れています。
従って、多量のオゾンを発生させる場合は基本的に放電式の発生器を用います。